《歯科衛生士学生対象【給付型】クオキャリア奨学金》2023年度奨学生の募集スタート!

歯科衛生士を志す学生を支援する給付型奨学金制度「クオキャリア奨学金」の2023年度奨学生募集を開始しました。

「予防歯科」の担い手「歯科衛生士」を目指す学生を支援

予防医療が注目され、また口腔の健康が全身の健康に大きな影響を及ぼすこともわかってきている中、歯周病や虫歯の予防処置を担う歯科衛生士への期待は年々高まっています。しかしそのニーズに対して歯科衛生士の数は著しく不足しており、現在の求人倍率は約20倍とも言われています。訪問歯科や患者へのカウンセリングなど、担うべき職務が多様化・高度化しているのに加え、高齢者施設といった歯科医院以外の施設からの需要も増えており、歯科衛生士の供給や育成は大きな課題となっているのが現状です。

そのうえ、歯科衛生士資格を取得するまでにかかる学費などの負担は決して軽いものではありません。また近年、社会人経験を経てから歯科衛生士養成校に入り直して歯科衛生士を目指す方も増えており、そういったケースでは、家族からの経済的支援を受けずに学業を続けている場合も多くあります。

学校・保護者からの高い評価/サポーター医院も多数

そんな中、経済的な理由により修学継続に困難を抱える歯科衛生士学生を支援するために設立されたのが、「クオキャリア奨学金」です。2013年の設立以降、毎年奨学生を募集しており、これまで180名以上の学生に経済支援を行ってきました。貸与型ではなく返済の必要のない給付型の奨学金であること、また就職に関する制限もないことなどから、学校・保護者からも安心して勧められる制度としてご評価いただき、年々受給申込者が増え採用予定数を大きく超える状況となっています。

当初は、株式会社クオキャリアの出資のみで奨学金事業を運営していましたが、応募者の増加を受け、2017年以降は本奨学金の趣旨にご賛同いただいた歯科医院等からも資金のご提供をいただいております。

賛同の輪は広がり続けており、今回は全国各地49の歯科医院からご支援が集まりました。その支援金と株式会社クオキャリアの出資を基に、2023年度奨学生22名を広く募集いたします。

過去の奨学生からも好評の声多数

今年度までの奨学生からは、「返済不要の給付型だったので安心して学費などに充てられた」「奨学生になっても卒業後の進路制限はないため、さまざまな選択肢から落ち着いて自分の将来を考えられた」といった声を頂戴しております。

また、本奨学金制度では、単なる資金援助にとどまらず、奨学生同士の交流の場の提供など、就職や学生生活に対する意識啓発にも取り組んでおり、その点についても「同じ目標に向かって頑張る全国の仲間と会えて、やる気が高まった」「勉強方法や医院選びについても、有意義な情報交換ができた」との好評価をいただいています。

「健康寿命の延伸」が叫ばれる昨今、社会における役割と必要性が一層高まっている歯科衛生士。一人でも多くの人が歯科衛生士となり、資格を生かして歯科医療の現場で活躍するための環境づくりに、本奨学金制度が貢献できればと考えております。

【制度概要】

奨学金種類:給付型(返済不要)
対象者:2024年3月に歯科衛生士養成学校を卒業見込みの方
募集人員:22名
給付金額:月額20,000円
給付期間:2023年7月1日(土)~2024年3月31日(日)
応募締切:2023年5月24日(水) 応募書類必着
募集詳細:https://quaview.jp/works/scholarship/2023requirements