歯科医院向けの人材経営セミナー「衛生士学校の教職員が語る 2022年度の就活動向~新卒DHの職場選びにおける新基準とは~」を開催

歯科医院向けの人材経営セミナー「衛生士学校の教職員が語る 2022年度の就活動向~新卒DHの職場選びにおける新基準とは~」を、9月25日、都内会場およびオンラインにて開催いたしました。

クオキャリアでは、3年前より同形式のセミナーを開催しています。今回は、歯科衛生士養成学校(明海大学・新宿医療専門学校・日本医歯薬専門学校)の教職員3名にご登壇いただき、各校の就職指導方針や就職活動の動向のほか、コロナ禍世代の学生の特徴といった、現職の教職員ならではの具体的なお話を伺いました。

■歯科衛生士学生の就職活動はますます早期化
歯科衛生士学生の内定獲得時期は年々早くなっています。今回ご登壇いただいた学校の中には、すでに約半数の学生が就職先を決めているというところもあり、過去に類を見ないスピードで就職活動が進んでいます。

学校としても、年明け以降は歯科衛生士国家試験の対策を本格化させたいとの思いもあり、早めの就職活動を推し進める形で、従来よりも手厚く指導を行っているとのことでした。

さらに、こうした就職活動早期化の裏には、コロナ禍世代の学生が抱く将来に対する強い不安も影響していると言います。

■コロナ禍世代の学生の特徴とは
今年度の最終学年(2023年3月卒業生)は、入学当時からコロナ禍が始まっていた、いわば「コロナ禍世代」です。

オンライン授業が中心だったため、技術面に不安を抱えている学生も多く存在しています。一方で、先行き不透明な時代だからこそ、「しっかりした職場で働きたい」「一人前のスキルを持った歯科衛生士になりたい」など、理想の将来像を強く希求しているのも特徴です。

その結果、学生が就職先に求める条件として、従来の「人間関係」に加えて、「教育体制」への注目度が高まっています。

実際に、学生たちは「1年目にどんな研修制度を用意してくれるのか」「先輩衛生士がどのくらいサポートしてくれるのか」など、細かな部分まで気にしており、職場を選ぶ際には、「この環境でどんなスキルが身につけられるか」を重視しています。

また、現在の学生たちの主なコミュニケーション手段はLINE等のメッセージアプリや各種SNSであるため、彼ら/彼女らとの就職・採用活動でのやりとりにおいても、適宜最適な方法を選択することが、お互いのコミュニケーションエラーを防ぐために有効とのことでした。

■学校と歯科医院とのリレーション構築の機会も
本セミナーでは、参加者から事前にいただいた採用活動に関する質問などに回答する時間も設けました。セミナー終了後には、毎回恒例となっている登壇校の教職員の方々との名刺交換の列ができており、普段なかなか直接対面する機会の少ない学校と歯科医院間の交流の場にもなっていました。

また、終了後のアンケートでは参加者の満足度100%(「良かった」「とても良かった」と回答した方が100%)となり、「各学校の生の声を聞くことができて参考になった」「歯科衛生士採用における心構えが分かった」など、今後の採用活動に本セミナーの内容を活かそうとする前向きなコメントを多くいただきました。

クオキャリアでは、今回の参加者の声なども踏まえながら、引き続き歯科医院の採用課題解決の支援をしてまいります。

【開催概要】
■開催日時
2022年9月25日(日)11:00~13:00
■登壇校
明海大学・新宿医療専門学校・日本医歯薬専門学校
■会場
御茶ノ水 ソラシティ カンファレンスセンター
■対象
社会保険完備医院の理事長・院長または、採用に携わる事務長やご担当者
■参加費
無料 ※事前申込制
■定員
会場参加は先着20医院