歯科の人材経営セミナーvol.6『年間70名採用する歯科人材リクルーターが語る 歯科衛生士 採用成功ケースメソッド』セミナーレポート

歯科医院向けのセミナー『年間70名採用する歯科人材リクルーターが語る 歯科衛生士 採用成功ケースメソッド』を、8月25日(日)東京にて開催しました。歯科の中心が治療から予防へと変わりつつある中、歯科経営においては歯科衛生士の確保や育成がより大きな課題となっています。そのような背景もあり、受け付け開始直後から続々とお申し込みをいただき、満枠での実施となりました。

ご登壇いただきましたのは、歯科人材リクルーターとして活躍する、アイコネクトの内田幸一氏。歯科医院の採用戦略の策定から求人メディア選定、原稿制作、医院説明会や選考フローの立ち合いまでをトータルにサポートし、年間100名を超える面接にも直接携わっています。同氏は、企業では一般的なマーケティング思考やPDCAマネジメントを歯科の採用現場に落とし込んで大きな成果を上げており、今回はそこから導き出された歯科医院共通の課題や、実践的な実務ノウハウをお話しいただきました。

セミナー内では、応募・見学・面接・内定通知・採用といったフェーズごとに、求職者とどのようなコミュニケーションを取るべきかについて、心構えをはじめ実際の働きかけ例やメール文面まで具体的に解説。多くの面接に立ち会い、豊富な現場経験のある内田氏だからこそ語れる「採用に成功する歯科医院はどんなことを実践しているのか?」という普段なかなか見聞きすることのない他医院の事例に、参加者はみな熱心に耳を傾けていました。

これらに加えて、クオキャリアが開発した歯科衛生士向け適性診断システム「DeCode」の使用体験も行い、求職者が自医院にマッチする人材かどうかの見極めに活用する方法についてお伝えしました。このようなデータを用いた客観的な求職者理解のやり方は参加者にとって新鮮だった様子で、結果をどのように分析するのかなど、さまざまな質問が寄せられました。

終了後のアンケートでは、「明日から使える内容が多かった」「具体的な面接の流れやポイントを知ることができた」など、実践的な内容を評価いただく声を多数頂戴し、全体的な満足度としても96%という高い結果となりました。その一方で、「そもそも応募自体が来ない」「スキルや人物の見極めが難しい」といった、採用に苦戦している声も多く挙がり、歯科の人材採用の困難さも改めて伺えました。

当社では、翌9月にもセミナー『歯科衛生士の採用に強くなる!医院WEBサイト ブランディングセミナー』を実施予定。今回の参加者の声なども踏まえながら、引き続き歯科医院の採用課題解決の支援をしてまいります。

 
■開催概要

【テーマ】歯科の人材経営セミナーVol.6

 『年間70名採用する歯科人材リクルーターが語る 歯科衛生士 採用成功ケースメソッド』

【開催日時・場所】8月25日(日) 10:00~13:00 御茶ノ水トライエッジカンファレンス

【登壇者】アイコネクト 内田 幸一氏

【プログラム】

  • 自院に向いている衛生士のタイプは?―適性診断システムで既存スタッフ分析
  • 面接でどんな質問をしたらよいか?
  • 「この人、採用して大丈夫?」見極めの方法
  • 面接当日に入職を決めてもらうには?