歯科の人材経営セミナー「なぜ歯科衛生士の見極めに失敗するのか?」を開催

歯科業界の人材採用支援を行う株式会社クオキャリア(本社:東京都豊島区)は、歯科医院向けの人材経営セミナーを1月20日(日)に東京・秋葉原にて開催しました。今回のテーマは「なぜ歯科衛生士の見極めに失敗するのか?」。歯科を取り巻く環境の変化などにより、歯科医院経営の中で、“人事問題”の重要性が一層高まっていることから、88名という多くの歯科医院経営者・人事担当者にご参加いただきました。

虫歯人口が減り歯科医療の中心が治療から予防へとシフトする流れの中、予防処置を担う歯科衛生士の採用や育成、モチベーション管理が、歯科医院経営者にとって、自らが患者に施す治療のこと以上に重視すべき課題となっています。また予防歯科では、患者を動かすためのコミュニケーション・コンサルティング能力が求められたり、需要の高まりが著しい訪問歯科の現場では、他職種とかかわる機会が多かったりと、担う職務の内容も高度化してきております。

このように歯科衛生士の役割がますます高まっていることから、毎年歯科衛生士養成学校には卒業生数の約20倍もの求人が寄せられており、歯科医院側にとってみれば、採用が非常に困難な状況となっています。また、それに加えて問題となっているのが離職率の高さ。「採るべきではない人を採ってしまって職場が大混乱してしまった」「自院で求められるスキルレベルに満たない」そんな入職後のミスマッチやトラブルが、歯科の現場では往々にして起こってしまっています。

当社では、「歯科衛生士とは」というペルソナの把握や、個々の応募者・スタッフの性格特性を理解することが、採用の成功ならびに定着率向上のカギになると考え、歯科衛生士に特化した適性診断システム(DeCode ディーコード)を開発しました。

今回のセミナーでは、DeCodeを使用して1,000名もの歯科衛生士を対象に心理分析を行った結果見えてきた現代歯科衛生士像と、応募人材を見極めるために理解しておくべき視点についてお話ししました。

セミナー後参加者からは、「歯科衛生士像のタイプ別分類が、今までにない視点で興味深かった」「求職者の志向傾向がわかり、求人活動を考える参考になった」などの声をいただいており、歯科医院の課題解決に多少なりとも貢献できたかと存じます。一方で、自分の医院の規模でどう生かせるかや、より掘り下げた事例について聞きたいといったご意見もあり、歯科医院個々の状況に即したサービスの必要性も感じさせられました。

当社では引き続き、歯科の人材経営に関するセミナーを開催していく予定です。今回の参加者の声などを踏まえ、より歯科経営者の皆様にご満足いただけるセミナーを実施してまいります。

なお、DeCodeは3月より一般リリースいたします。適性診断は主に入職試験の一環として、採用応募者個人がその職場に合った性格特性なのかを判断するために用いられますが、どういう志向傾向の層が応募してきているのかを知り、採用戦略を振り返るための材料ともなります。また既存社員の特性を理解し、それぞれに適した育成方法を見いだすことにも活用できます。

一般市場以上に深刻な人材の問題に直面している歯科業界において、適性診断が採用や社員育成に役立つことができればと考えております。

こちらから当日の様子(動画)をご覧いただけます。»

<開催概要>

■テーマ:
人材採用×心理学的アプローチ「なぜ歯科衛生士の見極めに失敗するのか?」

■講師:國枝俊弘氏(TFC株式会社 代表取締役/社会心理学者/「適性診断DeCode」共同開発者)
モデレーター:中山 豊(当社 代表取締役)

■開催日時:
2019年1月20日(日)11:00~

■会場:
ベルサール秋葉原