助言を受けて改善した採用戦略が成果に直結! 時代に合った変化で未来につながる運営を
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入職直後に退職する人が続出、経験を踏まえマニュアル等を整備 スタッフからの言葉がクオキャリア利用開始のきっかけに アドバイスに耳を傾け、歯科医院も時代に合わせて変化を
採用したスタッフから名前を聞き、クオキャリアを利用するように
開業当初のメンバーは何人くらいの構成でしたか。
山本 真樹 先生: 開業当初の体制は、助手二人と、歯科医師は私だけ。ユニットもスタート時は2台しかありませんでした。そこからだんだんと3台に増やし、5台に増やし、そして10年ほど前に移転したタイミングで、7台にしています。ユニットを増やした理由は、患者さんが増えたからというよりは、定期健診だけで長年通ってくださる患者さんがいらっしゃるので、その方たちをずっとケアできるようにしたかったからです。そのために、予防をメインとした歯科衛生士専用のユニットを作りました。
開業からどのような採用活動をされたのでしょうか。
開業した30年ほど前は、歯科に特化した紙媒体はなく、一般の紙媒体一択でした。それからだんだん、インターネットのサービスを使ったりするようになりましたが、あるとき、採用した新卒のスタッフから、クオキャリアの名前が出てきたんです。それで試しに利用してみた、というのが最初のきっかけです。歯科衛生士、歯科医師だけをターゲットしているというのは、やはり大きいですね。それ以来、長いお付き合いをしています。
入職直後に辞めるスタッフが二桁に…このままではいけないと危機感
ご利用いただき、良いと感じるのはどのような点ですか。
こちらの言い分をそのまま実行するだけではなく、具体的な意見を伝えてくれる点です。例えば募集条件にしても、平均的な給与だと厳しいとか、近隣だけだと人が集まらないときに、こういう手当をつければ地方出身者の目にとまりやすいとか、トレンドやその年の傾向を踏まえてアドバイスしてくれるので、助かっています。時には、助言に従って採用人数を増やし、「あの時採用しておいてよかった」という結果になったこともありました。
長年経営していて、組織づくりで苦労した点などはありましたか。
開業して5年ほどたったころでしょうか、よく働いてくれる助手がいたのですが、勤務が長くなっていわゆる「お局」のようになってしまい、その影響で新しく入った人がすぐに次々と辞めてしまうことがあったんです。とはいえ、仕事は良くできるので、手をこまねいていたところ、代診で来ていた歯科医師に「入職直後に退職するスタッフが二桁を超えましたよ」と伝えられて…。これはなんとかしなければならないという危機感がありました。
院長自らスライドを作成、新卒も経験者も同じスタートラインで学ぶ仕組みに
その時は、どのように対応なさったのでしょうか。
悩みはしたのですが、全員とよく話し合いました。結局その時いた全員が辞めるという結果になりました。総入れ替えのような形ですね。その時の経験を踏まえて、育成が属人的にならないようマニュアルを整備し、採用した人には私自身が作ったスライドを最初に必ず見てもらうようにしています。これは、どんなに経験がある人でも同じです。それですべて理解してもらえるとは思いませんが、目線を揃える第一歩として、当院の方針をまず伝えることを大切にしています。
最後に、採用等に悩む歯科医院にアドバイスをお願いできますか。
私が開業した当初は、募集を出せば人が来るという状況でしたが、今は当然、そんな時代ではありません。例えばギリギリの人数で運営するのではなく、少し余裕を持った人員でキャパシティーを広げながら信頼できるスタッフを探すなど、運営の仕方も時代に合わせていく必要があるのかなと思います。クオキャリアのように今のトレンドをいち早く伝えてくれるサービスをうまく利用して、歯科医院も変化していくことが必要かなと思います。