歯科の人材経営セミナー「現職就職指導職員によるパネルディスカッション“」を東京・大阪で開催

歯科業界の人材採用支援を行う株式会社クオキャリアは、歯科医院向けの人材経営セミナー「現職就職指導職員によるパネルディスカッション “withコロナ” 歯科衛生士学校・学生のここまでとこれから~就職をめぐって~」を、東京・大阪にて、それぞれ9月13日(日)・9月27日(日)に開催いたしました。
歯科衛生士養成学校の就職指導教員の方々をお招きして、パネルディスカッション形式で歯科衛生士学生の就職活動状況等についてお話しいただいた本セミナー。昨年も同様のセミナーを実施し大盛況となりましたが、今回は特に、コロナ禍の中で、歯科衛生士学生の意識や就職活動の動きがどのように変容しているかを伺いました。

■コロナ禍の中での歯科衛生士学生の就活状況
今年、新型コロナウイルスが猛威を振るい、全国各地の学校・大学等の教育機関が休校などの措置を余儀なくされています。もちろん歯科衛生士養成学校も例外ではなく、本来4月に実施するはずの就職活動の説明会を実施できなかったり、実習の開始時期が大幅に遅れたりと、多くの学校・学生に影響が出ています。
また、例年であれば、学生たちはクラスメートとともに学校生活を送り、その中で就職活動の開始時期や互いの状況などを知ることができていましたが、今年は分散登校などの影響で、なかなか学年全体の足並みがそろいにくい状況です。

■就職活動を「自分ごと化」し始めた学生たち
そのような非常に厳しい状況の中でも、学生・学校はさまざまな取り組みを行って社会の変化に適応し、就職活動をスタートさせています。その中には、求人票のWEB閲覧システムの利用や、テレビ電話を通じた1on1の就活相談(カウンセリング)など、オンラインを駆使した動きも見られます。
 また、ある学校では「(感染拡大防止のため)見学を推奨することが難しい」状況であるにもかかわらず、学生たちが自発的に見学を開始しているなど、例年と比べて就職に対して「前向き」で「自分ごと化」していることが、今年の特徴として見られるようです。
そういった今年ならではの動きがある一方、具体的な就職活動の方向性については、「年内内定獲得」という目標自体は各校とも例年通りで、学生が求人情報で注目している点も「教育体制」、「職場の雰囲気」、「社会保険完備」など、従来と変わりがないとのこと。中でも「社会保険完備」については、求人票を「社会保険完備でない求人」とは別に分類していたり、当社発行の社会保険完備医院のみを厳選した求人誌「しゃほかん」を学生に薦めたりする学校もあるなど、その関心の高さがうかがえました。
 当日はその他にも、学生が求人写真でどのような点に注目しているか等の数々の具体的なお話をざっくばらんに語っていただきました。また、新卒衛生士が1年目に抱きがちな不安や疑問などについて言及し、新卒受け入れにあたっての理解・協力をお願いする一幕も見られました。

■歯科衛生士学校とのリレーション構築も
終了後のアンケートでは、参加医院の皆さまから「教育体制の充実をさらに図ろうと思った」など、早速、採用活動に活かそうとする前向きなコメントを多数いただきました。また、両会場ともに満足度は100%(全員が「とても良かった」「良かった」と回答)で、パネルディスカッションが終わった後には各学校の先生方との名刺交換に列ができるなど、関係づくりに勤しむ姿も見られました。

クオキャリアでは、今回の参加者の声なども踏まえながら、引き続き歯科医院の採用課題解決の支援をしてまいります。

【開催概要】
〈タイトル〉
歯科の人材経営セミナー
「現職就職指導職員によるパネルディスカッション
“withコロナ” 歯科衛生士学校・学生のここまでとこれから~就職をめぐって~」

〈開催日時・場所〉
東京: 2020年9月13日(日)11:00~12:15
⇒御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター Terrace Room
大阪: 2020年9月27日(日)11:00~12:15
⇒グランフロント大阪北館8階 ナレッジキャピタルカンファレンスルーム RoomC01

〈登壇校〉
東京:
・学校法人アポロ学園 アポロ歯科衛生士専門学校
・学校法人小倉学園 新宿医療専門学校
・学校法人東京滋慶学園 日本医歯薬専門学校
大阪:
・学校法人 玉田学園 神戸常盤大学短期大学部口腔保健学科
・学校法人 行岡保健衛生学園 行岡医学技術専門学校
※モデレータ:株式会社クオキャリア 代表取締役 中山豊

〈参加費〉
無料

〈テーマ(東京・大阪共通)〉
1.現時点における新卒学生の内定率
2.新型コロナウイルス感染拡大の影響と対応
3.新卒学生の就職意識と行動の変容
4.就職指導のニューノーマル
5.求人医院に求めたい理解と協力